「介護」「死別」「障害」の「つらさを抱えているあなた」へ

先日、私の母が他界しました。
30年間、私ひとりで障害を持った母の在宅介護をしていました。

正直、大切な人との死別という経験が、
こんなにも心にポッカリと穴が空いた状態になったことに
自分でも大きなショックを受けました。

そして、自分の心の辛さや悲しみ、やるせなさ、せつなさ
心の苦しみや悩み、煩悶をなんとかしたい。

あるいは少しでも軽減したい。癒したい。

と考え、思い当たるいくつかの文献を読破し、また会合に出かけ、
同じような経験を持つ方々と語り合いました。

また、自分でも、じっくりと自分の心と向き合い
現在、少しずつ前を向き歩み始めているところです。

そこで気づいたのが

この30年間、障害を持った母を、
自分ひとりで介護をし続け平穏死で見送ったたという
稀な経験は自分にとってひとつの使命かも知れないと思いました。

しかも
自分で考えた【本当にやりたい仕事】をしながら。

私は自分自身で考え創造したビジョンアートメソッドをライフワークとして
今年で20年目になります。

クライアントの方々の【本当にやりたいこと】を共に見つけ、
そのビジョンに向けて行動するための独自の手法です。

スピリチュアルなことは全く用いず、あくまでも現実的に行います。

わたくしの仕事であるビジョンアートメソッドとは

一言でいうと

絶望やドン底の人生から【希望を見いだす】お手伝いをする仕事です。

先ほど書きました在宅介護をしながら創造開発しました。
ありがたいことに、おかげさまで多くのクライアントの方々に恵まれ
何とか20年になりました。

最初は介護のことなど遠い将来のことだとたかをくくっていました

それに当初は介護といっても知識もほとんどありませんでした。
母も障害者とはなりましたが、今から考えると、
最初の頃、私が携わる介護などまだ楽なものでした。

それが、どんどんと母の体が弱っていくのが現実の目の前にあらわれ、
年数が経つごとに厳しく過酷なものとなってきました。

すると
何より自分の時間がなくなりました

私の場合、そのことも考慮し、少しずつ在宅でインターネットを使い
ビジョンアートメソッドを続けられるようにしましたし、

独学で文献やDVD、ネットなどを活用し介護の学習を行い、
様々なツールを購入し、工夫や改善を重ね何とかやってこれました。

しかし、

昨年暮れから、急に母の容体が思わしくなくなりました。

今まで紆余曲折はあったものの数回の脳梗塞やその他の病状を
いつの間にか乗り越えてきてくれた母だったので、

今回もひょっとすればまた病院から自宅に戻って
一緒に生活できるかもしれないと
頭の隅で楽観的に考えていた自分がいました

ですが、ついにその思いは最終的には叶いませんでした。

ただ、母の最期は自宅で平穏死の状態で看取ることができたのが救いです。

30年間のひとりでの在宅介護生活を振り返り、
当初は母の排泄や吐瀉物の介助や処理、匂いや汚れなど
息子としては複雑な気持ちで面食らうことも多々ありました。

ところが

介護の後半になると、親の介護をすることが当たり前になり、

また

常に親が喜んでくれることを考え実行することを楽しみにしている自分がいました。

ただ、家事も料理も仕事も介護も全て自分ひとりだけで行っていたので
つねに時間との戦いでもありました。

それが母の死により、翌日から一気に介護をしなくて良い生活になったのです。

まさにパンッと一瞬で。

今までは来る日も来る日も母の介護を中心に考えていたのに。

そして

あれだけ欲しかった「時間」というものが思いも寄らぬ形で手に入りました。

非常に変な感覚だったのを憶えています。

その後、強烈な「喪失感」が私に襲いかかりました。

しばらく空虚感、虚無感、脱力感などが身体の中を渦巻いていました。

また、もっと、あれをやってあげられたのではとか、
あれはやめておけばよかったのになど
自分を責めたり、後悔の念が強く湧き起こって

自分を許せなくなったりしました。

ですが、

グリーフケアや死別、喪失体験などの書籍を読んでいるときに、
こんな言葉と出会いました。

【対象喪失体験の意味を見いだす援助をする】

「ああ、これは今の自分ならできる」と思いました。

さらに、
母が昨年入院したとき私は夜も病院に泊まり込み
ほぼ毎日付きっきりの看護をしていました。

母が寝たときに

ふと考えました。

なかなか人に言えない
あるいは、人に言ってもわかってもらえない
介護のつらさ悩みを聴いてくれる
同じような体験を持つ人がいればいいなあ。

当時のわたしは強烈にそのような人を求めていました。

ネットで調べてみると介護者のつどいがあると知り、
「行きたい!」と思いました。
しかし、24時間、つねに在宅で母を見守っている私は外出ができなかったのでした。

いつの間にか30年近くも障害を持つ母の介護を行っている自分は
同じような悩みを持たれている方々のお役に立ちたいなあ。

それに毎日、さまざまな方々の悩みを聴いてアドバイスをしている自分の仕事は近いなあ」

などと漠然と思っていました。

また、

私の父が46歳の若さで他界したとき、妻であった母の悲しみ、つらさ
今の私の数十倍いや数百倍も重くのし掛かっていたでしょう。

それに当時、事業を始めかけていた父には大きな借入金があり、
またガンだった父の入院費も並みではなかった金額でした。

それを夜中を越え朝がたまで、いくつもの仕事をしながら黙々と父の借金を返し続け、
私たち子供を育ててくれた母の姿が目に焼き付いています。

今から考えると、

母が一番つらかっただろうに、よくあそこまでやり遂げてきたなあと

今さらながらに母は人間として立派だったと頭が下がります。

ある日、

「他界した母が一番喜んでくれることは何だろう?」

と考えました。

その時、

「介護」「死別」「障害」そして「ビジョンアートメソッド」が
私の中で1つに繋がりました。

20年続けている「ビジョンアートメソッド」を中心にして、

30年間の間に自分が体験したり実際に関わってきた
「介護」、「死別」、「障害」、

それぞれの「つらさ」を抱えておられる方々真に寄り添い、};
【本当にやりたいこと】を明確にし、
具体的にビジョンの実現をするためのお手伝いをしていこうと決めました。

そう

絶望やドン底の人生から【希望を見いだし、一歩前進する】ためのお手伝いをしていこうと。

でも、どうやればいいのだろう?

「そうだ。コースにすれば良いのだ!」と閃きました。

今まで通り20年続けているビジョンアートメソッドをベースに、
30年間の自分の経験と研究実践から

「介護」、「死別」、「障害」、それぞれの事情や状況を踏まえ、

「つらさ」を抱えながら【希望を見いだし、一歩前進したい】と思われている方々に

特化した3つの受講コースを作成しました。

■「ビジョン介護」コース

■「死別後ビジョン」コース

■「チャレンジド・ビジョン」コース

です。

ひとつめは

■「ビジョン介護」コース
「介護しながらビジョンを実現する」ためのコースです。

介護をしながらもビジョンを明確にしビジョン実現に向けて行動したいと願う方のためのコースです。

介護の悩みやつらさをしんどさを抱えておられる方に親身に寄り添い、悩みをおうかがいしながら
介護者、非介護者、ご家族にとってどのようにすればより良い選択ができるかを共に考えていきます。

また悩みやお気持ちを分かち合うとともに、その方の【本当にやりたいこと】を引き出し、
そのビジョン実現に向けての具体的で効果的なアドバイスを行い実践的なサポートをいたします。

私の場合、今から考えると、あっという間でしたが30年間もひとりで在宅介護を続けられたのも、
ビジョンが明確だったからです。

つまり「ビジョンを心の支え」にしてきたからです。
自分自身が【本当にやりたいこと】が明確で、その実行に向けて行動していたからであり、
全国各地のクライアントの方々のビジョン実現のサポートをプロとして20年続けてきたからです。

もしあのとき、長年にわたり介護だけを行って、やりたくない仕事をしていたとしたら
心が折れたり、挫折していたことでしょう。

だからこそビジョンを明確にする、ビジョンを心の支えにすることは重要だと確信しています。

また介護をすると、私の場合、「時間」との勝負でした。やらないといけないことが増え、
仕事、料理、家事など、すべてひとりで行っていましたので時間の有効活用を徹底的に考え、
工夫改善しました。その経験を元に個別に応用した時間の使い方、
ビジョン実現に向けての具体的な目標設定方法や行動の仕方もお伝えします。

2つ目は

■「死別後ビジョン」コース

「死別後のつらさを抱えながらも
自らの人生に希望を見いだし自分のペースでビジョン実現に向けて動き出す」コースです。

30年間、私は障害を持つ母の介護し自宅で最期の看取りをしました
大切な人との死別の体験がこんなにもポッカリと心に穴が空いた状態になるとは思いませんでした。

今までの人生で「一番のつらさ」を味わいました。

こんなに悲しい気持ちになったことはありません

父が他界したときには、私が子供だったせいもあり、
これほど自分の感情が揺すぶられたことはなかったです。

そして、自分の心の辛さや悲しみ、やるせなさ、せつなさ
心の苦しみや悩み、煩悶をなんとかしたい。

あるいは少しでも軽減したい。癒したい。

と考え、思い当たるいくつかの文献を読破し、また会合に出かけ、
同じような経験を持つ方々と語り合いました。

それぞれの心の中の喪失感を分かち合えたことで、
大きな救いになりました。

いまは、自分でも、じっくりと自分の心と向き合い

心の中の「つらさ」を抱えながら、
時折、自分を癒やしたり、ちょっと後ずさりしながら
1ミリずつ前に向かって歩んでいます。

でもどうして
今は心の中が徐々に平安になってきて立ち上がりつつあるのだろう?

また死別を経験した方々と話していて、何名かがおっしゃったことが心に残りました。

「これから先どうしていいかわからない」と。

そこで気づいたのです。

自分には【本当にやりたいこと】であるビジョンがあるから歩めているのだと。

10代から30代にかけて
徹底的に自分と向き合い培ってきたビジョンのおかげだと。

さらに、

自分の心の中の「喪失感」や、「つらさ」、しんどさ、悲しみ、心の葛藤を
広い心で受け入れ静かに親身に聴いてくれる人が側にいてくれたら、どんなに良いだろう。

そして自分が徐々に立ち上がる姿を見守りながら伴走してくれる人が
いれば最高だなあとも。

先ずネットで、そのような専門家がいないかを検索しました。

死別カウンセラーやグリーフケアの専門家の方々は多数おられました。
でも何か違う。自分が漠然と求めているものと。

傷ついた心を広い心で見守りながら
ビジョン実現に向けての具体的なサポートを望んでいたのです。

でも、よく考えれば後者は自分が20年間続けているライフワークです。

自分がやらないでどうする?と思いました。

そして、冒頭に書きました

対象喪失体験の意味を見いだす援助をする】

これを今の自分はやりたいと思いました。

自分が経験した同じような辛さを経験されている方々のお役に立ちたい、
それが母の供養にもなると思いました。

私にできるのは、

死別のつらさを経験されている方に、

喪失感、つらさ、悲しさ、淋しさを抱えながらでも、
人生にひとすじの希望というひかりを見つけ
明るい未来に向かって具体的に歩むためのお手伝いです。

ほとんどの人々にとって、「死別」、
つまり、その人にとって大切な人が他界し、
その人と別れなければならない経験は、人生の中で必ず経験するものです。

さまざまな要因やその方の事情があって死別のかたちは正に千差万別ですが、
死別経験をした「その後の生き方」は、つらさを抱えながらでも自らが選択できます。

だからこそ重要なのは、死別した「後」の生き方だと私は思うのです。


3つ目は

■「チャレンジド・ビジョン」コースです。

障害を持ちながらビジョンを実現する」ためのコースです。

障害を持ちながらビジョンを明確にしビジョン実現に向けて行動したいと願う方のためのコースです。

英語で障害を持つ方をチャレンジドと呼ぶそうです。他にもさまざまな言い方があるそうですが、
「与えられた困難に挑戦する人」挑戦する使命やチャンスを与えられた人」というポジティブな考えから生まれていて、
働くことなどによって積極的に社会に参加しようとする障害者、という意味合いが良いなと思い、
このコースの名前にしました。

なぜ、私が、このコースをつくりたいと思ったか?

といいますと、

わたしの母は約30年前に障害者になりました。
夜中、急に、ろれつがまわらなくなり、また身体が動かなくなり病院で脳梗塞と診断されました。

左半身不随、その後数度、脳梗塞を再発し自分では立てなくなりました。

さらに2年ほど前には急に目が見えなくなり認知症も併発、
ひとりではほとんど何もできない状態になりました。

だんだんと体が弱くなりできることが少なくなる様子を、ずっと間近で見守りながら母の介護をしていました。

最初のころ、まだ杖をつけば何とか外を歩けていました。
ですが、脳梗塞のため母が片方の足を、ゆっくりゆっくりと旋回しながら歩いている様子を
道行く人が奇異な目をして眺めていたのを憶えています。

母が健常者のときは、まったく気にならなかった世間の人の目
「あんな人を、さげすむような目で母を見ているのだ」と、あのとき始めてわたしは強く意識しました。

現在、時代が変わっても障害者の方を見る目はそれほど変わっていないように思います。

しかし、
まだ体がマシだった頃、

そんなことに負けず、母はものすごい頑張り屋さんでした。

片手で包丁を持ち、ほとんどの料理を工夫してつくってくれました。しかも美味しく。

洗濯なども、片手が動かないので、ときに洗濯物を口でくわえ、きれいに仕上げてくれました。

そんな母をわたしは心から尊敬しています

いつのまにか月日が経ち、だんだんとできることが減ったきたとき、
私が料理をはじめ、ほとんどの家事を交代するようになったとき、なんとなく母の姿が寂しそうなのを背中で感じました。

また、ビジョンアートメソッドのクライアントの方々の中に、障害を持たれている方々がおられます。

ある方は「普通のひと」を基準にし、自分は劣っているのだとコンプレックスをもったり、
できない理由をたくさん並べたりされていました。もちろん物理的に無理なことはできなくて当然なのですが、};
できることでも障害を楯に言い訳にかえている場合もありました。

しかし、あらゆることを乗り越え、現在はいずれの方々もご自分のビジョンに向けて前向きに一歩ずつ歩みを進めておられます。

わたしはひとりなので、多くの方々のサポートはできませんが、できる限り障害を持たれている方々が
時間をかけながらでも人生に希望を持ち一歩ずつ自分のペースでビジョン実現するためのお役に立ちたいと真剣に思っています。

以上の新しい3つのコースを通じて
今まで通り20年続けているビジョンアートメソッドをベースに、
30年間の自分の経験と研究実践から

「介護」、「死別」、「障害」、それぞれの事情や状況を踏まえ、

「つらさ」を抱えながら【希望を見いだし、一歩前進したい】と思われている多くの方々のお役に立つことが、

これからの私の使命のひとつであり、

「他界した母が一番喜んでくれること」だと思っています。



▶※受講料等の詳細は受講コースページをご参照ください。