ビジョンとは希望のことである

原 克之

「この国には何でもある。だが、希望だけがない」


この言葉が、わたしの頭から離れない。


その書のタイトルは

『希望の国のエクソダス』だ。


著者は、村上龍。


400ページ強の小説だ。

【希望】とは、どんな意味だろうか?

『希望』ということばの意味は、

「将来によいことを期待する気持。

 ある事を成就させようとねがい望むこと。

 また、その事柄、のぞみ。」(広辞苑)とある。


さらに、

勝俣暎史氏(駒澤大学文学部教授 臨床心理学)によると、

ギリシャ神話及び聖書における「希望」 は、

西欧文化において、

「希望」の概念は前8世紀の詩人ヘシオドスが伝える

ギリシャ神話の「パンドラの物語」に起源をもっていると言われている.


また、「希望」は聖書の最も重要な教えである

「信仰」「愛」「希望」の一つである.

ギリシャ神話における希望というのは

どういうものだろうか?

ゼウスにより初めて造られた女であるパンドラは、

神々からのみやげとして

1個の壷(いわゆる<パンドラの箱>)を持参していた.

ゼウスからは「絶対に蓋を開けないように」と言われていたが、

その忠告はゼウスの策の一つであった.

好奇心にかられた彼女が蓋を開けると、嫉妬、憎悪、復讐などの

おびただしい禍が飛び出して、人間の世界の隅々まで広く散った.

パンドラは急いで蓋を閉じようとしたが、

そのときにはもう間に合わなかった.


壷の中の物はことごとく逃げ失せてしまった.

壷の底の方に残ったものが一つあった.

それは【希望】であった.


何か象徴的な話だ。




どんな悲惨な状況や絶望的危機に合おうとも、


われわれ人間に、最終的に残されるものであり、

【より所】は、

【希望】=【ビジョン】だからだ。




そして、この

【希望】=【ビジョン】があること自体が、


われわれ人類への

宇宙の造物主からの

【救い】であり、【祈り】であり、【慈悲の雫】だ。




さあ

同志と共に

【希望】を抱き、


【具体的】な一歩を歩み出そう!

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